これは『南方新社』の経営者でもあり、執筆者でもある向原祥隆さんからのいただきものである。いただきものを褒めるのもなんだが、読み始めるとやめられなくなる、そんな面白さがある。
ページをめくると様々な海辺の生き物(植物動物)が、とれた場所とともに登場してくる。著者が「海辺に行く=食べ物を漁りに行く」その日常的な様子、食べ方が見開き、方ページごとに語られているのだけど、知らない生き物も多く、食べたことのない生き物も数知れずある。
そのどれもがうまそうだし、ボクの子供の部分をずんずん刺激するのだ。2000円という値段安すぎないか? 困った本である。
『獲って食べる 浜辺を食べる図鑑』(向原祥隆)
南方新社