相模湾の生物にもっとも熟知されているのが葉山しおさい博物館の池田等先生だ。その長年の研究成果とも言える貴重な写真を多数使い、また懇切な検索法も細部の絵柄とともに語られているのが本書である。甲殻類の図鑑は少なく、また一般的な書はほとんどない。そんなときに相模湾と限定されてはいても、これだけ優れた図鑑を作られた意義は大きいだろう。
蟹類とあるが多数の異尾類も掲載されている。深海に生きる多彩な甲殻類の図版には少なからず感動するに違いない。
甲殻類の専門家はもとより、相模湾の自然や生物に興味がある人々にはかけがえのない1冊である。
手に入れたいと思う方は「葉山しおさい博物館」に問い合わせを
葉山しおさい博物館は
http://www.kanagawa-kankou.or.jp/area/shiset/hayama/130.htm
2005年10月 5日アーカイブ
神保町『とかち書房』にて。
『たいめいけんよもやま噺』(茂出木心護 旺文社文庫 定価360円)1986年 古本で500円
『談志楽屋噺』(立川談志 文春文庫 定価400円)1990年 古本で200円
『風俗江戸東京物語』(岡本綺堂 河出文庫 定価930円) 2001年 古本で500円